まさに最強のコラボ。アンディ・ウォーホルが手がけた伝説のBMWスーパーカー【車×現代アートVol.1】
ドイツの自動車メーカー・BMWは、アーティストが1台限りで車の外装を手がけるアートカーのプロジェクトを展開しています。1975年に始まり、ジェフ・クーンズやロイ・リキテンスタイン、デイヴィッド・ホックニーなど著名なアーティストがコラボし、現在までに20ものアートカーが誕生しました。
今回ご紹介するのは、コラボの歴史の中でも最も象徴的なプロジェクト、ポップ・アートの巨匠アンディ・ウォーホルが1979年に手がけた「BMW M1」です。

BMWのスーパーカー「M1」とは?
1978年にパリサロンで発表されたM1は、後年に続く同じMシリーズのモデルに比べても少ないわずか477台しか生産されておらず、まさに幻のモデルです。外装にはリトラクタブルヘッドライトを採用し、直列6気筒エンジンをミッドシップに配置するという理想的なハイパフォーマンス仕様により、「BMWのスーパーカー」と呼ばれました。
翌年の1979年、F1の前座として、M1のワンメイクレース(1つの車種だけで争うレース)である「プロカー・レース」が行われ、そこで当時のトップレーサーたちが走らせたことで注目を集めました。また、この車は同年開催のル・マン24時間レースでも総合6位という好成績を残しました。

ウォーホルと車
大衆社会を表現する題材を多く扱ってきたウォーホル自身、制作モチーフとして車への関心が高かったことがうかがえます。初期から車を描いた作品は存在しており、2022年11月のサザビーズのイブニングセールで約119億円(当時)で落札された《White Disaster [White Car Crash 19 Times]》(1963)には、車の衝突事故の写真を使用しているほか、1986年頃にはメルセデス・ベンツからの依頼によって《Cars》シリーズを制作しました。
後編に続きます。
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AND OWNERS編集部