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村上隆の最新コラボ、現代アートの​巨匠の訃報など【アートニュース】

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ANDART編集部がピックアップするアートニュースをお届けします。


村上隆、最新コラボは韓国のNewJeansと

今年、村上隆と韓国のアイドルグループによるコラボレーションが続き話題となっている。

日本でも大きな人気を集める5人組グループ・NewJeansとのコラボレーショングッズの予約販売が5月10日に開始。彼女たちの日本デビューシングル「Supernatural」(6月22日発売)のジャケットや特典のビジュアルを村上が手がけた。村上作品のシグネチャーである「お花」のモチーフと、メンバーの顔をもとにしたイラストがプリントされたバッグが、CDとセットで付く。

公式ウェブサイトより

先日は同シングルの収録曲「Right Now」のミュージックビデオティザーが公開され、その中でも村上作品の象徴と言える「虹色の花」などが登場。

今回のコラボレーションの背景には、日本のサブカルチャーを題材にする作品を確立させ、また以前から彼女たちのファンを公言していた村上と、平成のファッションブームを再解釈した“Y2K“と呼ばれるカルチャーを韓国で流行させたNewJeansとの親和性があるだろう。

村上は今年の3月にも韓国の4人組グループ・BLACKPINKとのコラボレーショングッズを発表している。両者のコラボレーションとしては第2弾であり、2023年に発売された第1弾のグッズは、世界最大のアートフェアのひとつ「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」で公開され話題を呼んだ。

公式特設サイトより

これまでも様々なアーティストやブランドとのコラボレーションを重ねてきた村上の多様な活動に、今後も要注目である。

“バンクシーの美術館“がニューヨークにオープン

イギリスの正体不明ストリートアーティスト、バンクシーのレプリカ作品を集めた美術館が今月15日ニューヨークにオープンした。商業ビルの2フロア分につくられた美術館には、バンクシーの実物大の壁画や絵画作品が集められ、作品数は160点以上と世界最大のコレクション数となっている。

出典

元々バンクシーの作品の多くは屋外の壁面や公園、地下鉄などの公共空間に描かれるため、制作後に上書きされたり撤去されたり、作品が一過性のものとなってしまうことが懸念されていた。そのような状況から、美術館の創設者であるハジス・バーダー氏はバンクシーの作品を人々が恒常的かつ実際のスケールで​鑑賞​できる場を設ける必要があったと語る。

ニューヨークでのオープンに先立ち、フランス・パリ、スペイン・バルセロナなど世界の4つの都市でも同様の美術館がオープンしているが、《Yankee Stadium Tiger》(2013年)、《The Girl and the Mouse》(2008年)などニューヨークでしか見られない作品もある。

《Yankee Stadium Tiger》(2013年)バンクシーInstagramより

匿名性が極めて高く、神出鬼没のバンクシー作品を一挙に見ることができる貴重な機会だと言えるだろう。

バンクシー美術館 公式HP URL

今年の「アートウィーク東京」11月の開催が決定

東京における現代アートの祭典、アートウィーク東京(以下AWT)が今年も開催されることが決定した。会期は11月7日〜10日の4日間。

2024年度アートウィーク東京キービジュアル

森美術館や資生堂ギャラリーなどの美術館だけでなく新進気鋭のギャラリーまで、過去最多となる52のアートスペースを無料のシャトルバス(AWT BUS)で回ることができる。

2022年から年に一度開催されているAWTで昨年に始まったのが「AWT FOCUS」という取り組みで、現存する日本最古の私立美術館、大倉集古館(虎ノ門)での展示作品を全て購入することができる。今年も実施予定であり、監修は森美術館館長・国立アートリサーチセンター長を兼任する片岡真実が担当する。

大倉集古館 AWT公式HPより

AWTは世界最大級のアートフェアであるスイスのアートバーゼルと提携しているだけに、日本のアートシーンに対し国際的な注目が集まることが期待されている。

アートウィーク東京
会期:2024年11⽉7⽇〜10⽇
会場:都内の参加美術館・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場
開催時間:10:00〜18:00 
料金:一般金額は未定。学⽣・子供は無料
参加美術館・ギャラリー:https://www.artweektokyo.com/
※AWT BUSの乗⾞は無料
※AWT参加ギャラリーは⼊場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り、所定の展覧会にてAWT特別割引が適⽤。

現代アートの巨匠、フランク・ステラが逝去

アメリカ生まれの現代アートの巨匠、フランク・ステラが5月4日に87歳で逝去した。

出典

ステラは1950年代にミニマルアートの先駆者として頭角を表したアーティストである。

ミニマルアートとは、形態や色彩などを最小限にしようとする芸術表現のこと。作品においては同一要素の反復や幾何学的な構造を採用し、アーティストの作業痕跡や装飾性をできる限り排除することによって、鑑賞者が作品を純粋な物として知覚することを目指す。

《トムリンソン・コート・パーク(第2ヴァージョン)》 1959年 (出典

実は草間彌生も、そんなミニマルアートを先導したアーティストの一人だと言われている。かぼちゃをモチーフにした絵画作品にも見られるように、彼女は無限に広がるかのような“網目“を背景として描いている。

なお国内では千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館が多くのステラ作品を所蔵している。彼が遺した、美術史における大きな功績を見に訪れるのもよいだろう。


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ANDART編集部