【ポーラ美術館編】2025年もアート三昧な年にしよう!企画展スケジュール
2024年も残りわずかとなり、国内の主要美術館が続々と2025年の企画展スケジュールを発表しています。本記事ではポーラ美術館のスケジュールをご紹介します。
カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ
2024年12月14日(土) ー 2025年5月18日(日)
本展は、近代から現代までの美術における「色彩」に注目し、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、その役割についてあらためて考察する展覧会です。
チューブ入りの油絵具を巧みに扱い、さまざまな色彩によって視覚世界を再構築した19世紀の印象派や新印象派から、20世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、そして色彩の影響力によって観る者の身体感覚をゆさぶる現代アートにいたる近現代の色彩の美術史を、絵画や彫刻、インスタレーションなどによって読み直します。

ロベール・ドローネー《傘をさす女性、またはパリジェンヌ》1913年 ポーラ美術館

ベルナール・フリズ《Ijo》2020年 ポーラ美術館©Bernard Frize / ADAGP, Paris, 2024 Photo: Ken Kato Courtesy of the artist and Perrotin
おもな出品作家(予定)
杉本博司、クロード・モネ、ジョルジュ・スーラ、ロベール・ドローネー、アンリ・マティス、ピエール・ボナール、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ドナルド・ジャッド、ブリジット・ライリー、ゲルハルト・リヒター、ベルナール・フリズ、ヴォルフガング・ティルマンス、グオリャン・タン、杉本博司、桑山忠明、前田信明、坂本夏子、山口歴、流麻二果、門田光雅、山田航平、川人綾、山本太郎、草間彌生ほか
ゴッホ・インパクト (仮)
2025年5月31日(土) - 11月30日(日) 予定
同館の開館以来初となるフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)をテーマとした注目の展覧会です。同館所蔵の《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》(1888年)や最晩年にオーヴェール=シュル=オワーズで制作された《アザミの花》(1890年)などのゴッホ作品をはじめ、ゴッホ以外のアーティストの作品を交えてゴッホがどのようなインパクトを与えたのかを検証するとともに、現代という時代のなかで、「ゴッホ」がいかにして新たな価値を持ち得るのかを考察します。

フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》1888年 ポーラ美術館

森村泰昌《自画像の美術史(ゴッホ/青い炎)》2016 / 2018年 ポーラ美術館 copyright of the artist, courtesy of ShugoArts
おもな出品作家(予定)
フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・シニャック、アンリ・エドモン・クロス、ポール・セザンヌ、ポール・ゴーガン、アンリ・マティス、アンドレ・ドラン、モーリス・ド・ヴラマンク、佐伯祐三、前田寛治、萬鐵五郎、岸田劉生、木村荘八、草間彌生、森村泰昌、福田美蘭、桑久保徹、フィオナ・タンほか
■ポーラ美術館
住所:〒250-0631 神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285
公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/
AND OWNERS編集部